以前からワイヤレスイヤホンの買い替えを考えていたのですが、先日SONY WF-1000XM3を買いました。
お店に行って色々と視聴した結果、中古で購入することにしました。
完全ワイヤレスイヤホンを買うのは初めてです。
まだ数日しか使用していませんが、かなり良い感じだと思ったので記事を書きたいと思います。
WF-1000XM3を選んだ理由
元々ワイヤレスはSHURE BT2を持っていたので、主にSE215 speを接続して使っていたのですが、色んなデバイスと繋いでいると10分で電源が落ちてしまうという不具合があり、ここ数ヶ月間買い替えを考えていました。
特に今年に入ってからは毎日WEBミーティング用に使っていたので、ミーティング中に突然電源が落ちてしまうと困りますしね。
色々と検討していたのですが、お店に行って視聴してみたりした結果、最近流行っている完全ワイヤレスを試してみようと思い購入する事にしました。
検討した機種は下記5機種です。
- Technics EAH-AZ70W-S
- SENNHEISER MOMENTUM True Wireless2
- SENNHEISER CX 400BT
- Klipsch T5 II TRUE WIRELESS
- SONY WF-1000XM3
価格的に3万円前後となるのですが、正直完全ワイヤレスに3万はちょっと高いな・・・というのが今の感想で、色々検討した結果WF-1000XM3を中古で購入することにしました。
WF-1000XM3は現在の新品価格で27,500円くらいするのですが(ソニーストア)、中古だと新品同様に綺麗なものを15,800円と大分リーズナブルな価格で購入できました。
よく効くと言われている本機のノイキャンを試してみたいと思ったのも選んだ理由です。
中古品はバッテリーがどのくらい消耗しているか分からない点が心配ですが、極力使い込まれてなさそうなものを選んだので、なるべく長持ちしてほしいなと思っています。
使い勝手について
ペアリングに関しては特に問題なく、一度ペアリングしておけば次回以降自動的に接続されるので使いやすいと思います。
尚、マルチポイント接続(同時に複数デバイスに繋ぐ)は出来ないようです。
以前から所有しているSHURE BT2は複数デバイスで使っていると自動的にマルチポイントになってしまっていたので、個人的にはWF-1000XM3の方がシンプルで使いやすいと感じています。
各種設定は専用アプリ「Headphones Connect」から設定できるようになっています。
逆に言うと、このアプリからしか設定が出来ないので、設定を変える際には都度スマホに繋ぐ必要があります。
今は色々設定を試してる最中なので、ちょくちょくスマホに繋ぎ替える必要があって煩わしく感じているのですが、大体一度設定が落ち着いてしまえばそんなに変えないと思うので、問題ないかなと思っています。
音質設定、操作設定など、すべてこのアプリから設定することになります。
アプリの使い勝手は良いのですが、このアプリからイヤホンに接続する際の応答があまり良くない点が気になります。
アプリ起動後の情報取得に妙に時間がかかったり、接続出来ない事も多いです。
一度設定を詰めてしまえば、以降頻繁には変えないと思うので、まあ良いかな・・・と思わなくもないですが、今後改善してほしいと思いました。
音質について
やはり良い音のする有線イヤホンには及びませんが、広めの音場に明るく明瞭なサウンドで、立体感もあります。
低音も適度にブーストされていて楽しく音楽を聴くことが出来ます。
女性ボーカルの楽曲だとちょっと高音が苦しい感じに聞こえますが、これはBluetoothの限界でしょう。
正直完全ワイヤレスでここまでの音がするとは思っていなかったのでびっくりしています。
十分に良い音質なのではないでしょうか。
もちろんスマホアプリ「Headphones Connect」からイコライザーで音質調整も出来るので、好きな音質にも調整しやすいです。
その他に音源をハイレゾ相当にアップスケーリング出来るDSEE HXが搭載されているのですが、これを使うとバッテリー消費が半端ないようなので、外でこれをONにするのは現実的ではないなと思いました。
実際あからさまにバッテリーが消費されていきます・・・
公式サイトによると、DSEE HXオンにした場合はバッテリー消費が2倍になるようで、ノイキャンオフでも3~3.5時間とかなり短くなってしまいます。
さすがにワイヤレスでこのバッテリー持ちは厳しいかな・・という印象なのでオフにしています。
ただ、DSEE HXオフでも十分な音質だと感じているので、それほど気にすることでは無いかなと思っています。
ノイキャン・外音取り込み機能について
ノイキャンモード
ノイキャン機を買ったのは初めてなのですが、ノイキャンをオンにした際の音の聴こえ方はごく自然で特に違和感はありません。
音量を上げていくとノイキャン効果が高くなっていく傾向があるようです。
ただ、遮音性という点のみを考えると、普段使っているカナル型イヤホンと比べてそれほど優位性があるとは感じていません。
暫く使っていて気付いたのですが、ノイキャン機のメリットは、外音取り込みモードも含めてワンタッチで遮音性を変更出来る事ではないでしょうか。
例えば、レジでイヤホンを外して・・・という事をしなくても、外音取り込みモードやクイックアテンションモードに変更すれば済む話ですしね。
これはとても便利だなと思いました。
気になる点は、外で使っていると風切り音が聞こえるくらいでしょうか。
ただ、やはりノイキャンオフの方が音が良いので、積極的に使うかと言うとちょっと微妙な感じですかね・・・
もう暫く色々と試してみたいと思っています。
外音取り込みモード
外音取り込みモードの方は聞こえ方にちょっと違和感がありますが、大分周囲の音が聞きやすくなるので問題はないと思います。
とはいえ、音楽をそこそこの音量で流していると、外部の音が聞こえにくいことに変わりはないので、レジなどできちんと外部の音を聞く必要がある場合は、クイックアテンションモードを使うか、音楽のボリュームを下げるか停止する必要があるなと思いました。
接続の安定性について
主にウォークマンWM1Zと繋いで使っていますが、都心での移動中では、音質優先モードだとかなり頻繁に音が切れてしまって音楽を聴くのは厳しいです。
特に駅のホームや、交差点など人の多い場所では頻繁に音が途切れてしまいます。
これはSHURE BT2でも同様でしたが、やはり接続を優先にしたモード(コーデック)にしないと都心で使うのは難しいのではないでしょうか。
とはいえ、外で使っている限りでは接続優先モードにしても音質の悪化をほとんど感じないので(静かなところだと分かるのだと思います)、そんなに問題はないかなと感じています。
ちなみに、接続優先モードであれば都心でもほとんど音が途切れることは無いのですが、駅のホームなど人の多い場所ではやはりちょくちょく音が途切れてしまいます。
まとめ
気になる点もありますが、音質が良く、機能も充実していて使いやすく、とても良いイヤホンだと思いました。
完全ワイヤレスイヤホンはどれを選べば良いのか分からないくらい沢山の機種がありますが、音質重視であればWF-1000XM3はおすすめだと思います。
接続エラーの多さと遅さについて(2021年11月13日追記)
接続エラーが多く、接続できなかったり片方だけ繋がらないという事がちょくちょく発生してしまいます。
また、接続スピードが遅く、接続完了まで結構待たされます。
TWSを購入するのが初めてだったという事もあって、当初はこんなものかと思っていましたが、他のTWSを試したところそうでもないようです。
接続エラーが多い事には結構ストレスを感じていて、本機の残念な点だと思っています。