Windows7やVistaの「Windows 転送ツール」から転送用ファイルを作成すると、「Windows 転送ツール – 今までのコンピューターの項目.MIG」のようなファイルが作成されます。
このファイルを作成元とは異なるOS(Windows10)で開いて中身だけを取り出したいと思う事があったのですが、Windows10には「Windows 転送ツール」が無いため開くことが出来ませんでした。
Microsoftコミュニティ等を調べてみても関係する情報が無かったので(または「出来ません」という回答しか無かった)、転送ツールが使える環境を用意するしかないのかな・・・と思っていたのですが、海外のMicrosoftコミュニティにサードパーティー製ツール「MIG Recovery and Viewer Utility」というツールの情報がありました。
https://answers.microsoft.com/thread/7fa0b9d2-7747-4dcf-b3bf-4e523a10983c
このツールを使うことで必要なデータのみを抽出することが出来たのでメモとして残しておきたいと思います。
前提条件
- Windows7、Vista、XP等の「Windows 転送ツール」で作成したMIGファイルがある
使用ツール MIG Recovery and Viewer Utility
下記のサイトからツールをダウンロードします。
サイトの下の方へ行くとバージョン一覧がありますが、最新版(0.5)で問題ないのではないでしょうか。
注意書きにはWindows7、Vista対応と書いてありますが、Windows10でも問題なく動きました。(8は未確認です)
MIGファイルを開くとこんな感じでファイルの一覧が表示されます。素晴らしいですね!
右クリックでフォルダを選択してから「Extract to」とすれば欲しい箇所のみの書き出しも出来ました。
ファイルサイズが大きいとそれなりに時間がかかるようなので、読み込み・書き出しは気長に待つと良いかもしれません。