EMPIRE EARS Valkyrie(ユニバーサル)を買いました

先日EMPIRE EARSのValkyrie(ユニバーサル)を購入しました。
実は先月Legend X Japan Goldを試聴する機会があり、その出音に衝撃を受けて以降ずっと気になっていたのですが、改めてお店でEMPIRE EARSのイヤホン数機種と、SONY IER-Z1R、Campfire Audio SOLARIS、final A8000など色々と聴き比べてみた結果Valkyrieを購入しました。
正直今まで所有していたどの機材とも違う鳴り方なのでうまく説明するのが難しいのですが、レビュー記事を書いてみたいと思います。

再生環境

  • DAP:SONY NW-WM1Z
  • ケーブル:純正ケーブル(EROSⅡ 4.4バランス化加工済)

音の特徴

ドライバー構成は1DD+1BA+1ESとシンプルな構成ですが、静電型ドライバー(ES)が採用されている点が特徴なのではないでしょうか。
大まかな音質の傾向は低音と高音に特徴のあるドンシャリ傾向です。
当初お店で試聴してみた時にはまるでヘッドフォンのように感じて衝撃を受けたのですが、実際に所有してみてバランス接続で色んな音源を聴き込めば聴き込むほど衝撃を受けています。

力強く解像度の高い低音

低域用には9mm径のDD(Weapon IX)が装着されているようです。
低音のよく出るWM1Zと合わせている事もあると思うのですが、とてもイヤホンとは思えないような分厚い低音がすごく低い所から出てくる感じです。
イヤホンでこんな低音の出方を味わったことが無いのでちょっとびっくりしています。
また、低域はボワつくことなく非常にタイトで解像度も高いので、ビート感が感じられて本当に気持ちいいです。

どこまでも伸びるような繊細な高音

これはおそらくESドライバーの特徴だと思うのですが、今まで聴いたことのないようなクリアで繊細な出音で、刺さること無くどこまでも伸びる感じです。
シンバル系は本当に綺麗に鳴り響くし、女性ボーカルやアコースティック楽器、弦楽器の高音を綺麗に鳴らしてくれます。
そして高音がよく出るからだと思うのですが、音の響きと余韻がとても綺麗です。

中域とボーカル

中域も綺麗に鳴ってくれていますがやや控えめに聞こえます。
フラット傾向のイヤホンと聴き比べてみると聴こえない(にくい)音があるので、出にくい(意図的に出していない)帯域があるのかなと思います。
一部の音源ではピアノやギターの音にもう少し厚みが欲しいなと思うような事があるので、中域がやや薄めなのかなという印象です。

ボーカルはとても雰囲気が良くて、高音が出るからだと思うのですが特に特に女性ボーカルが素晴らしいです。
そして楽器に埋もれたりすること前に出てきてくれるのでとても聴きやすいです。

広大なサウンドステージと立体感

元々WM1Z+TEN5で聴いていた頃にも十分に広大なサウンドステージだと感じでいたのですが、このイヤホンではもう少し広くなったように感じます。
ここまで広くなると本当に開放的で、イヤホン特有の頭の中に閉じ込められるような感覚を全く感じることが無いです。
ヘッドフォンぽく感じるのはこのサウンドステージの広さもあるのではないでしょうか。

そして、これはこのイヤホンで特徴的に感じる点なのですが、とても立体感があります。
うまく説明するのが難しいのですが、まるでライブハウスやコンサートホールで聴いているかのような錯覚すら感じます。
この感覚は過去に所有していたイヤホンでは経験したことのない音なのでびっくりしています。

イヤピース選び

お店で試聴してみた時にはこんなものかなと思っていたのですが、実際に長時間使ってみると付属のイヤピース(FINAL typeE)では違和感を感じてしまいました。
色々試してみた結果、現在はコンプライのアジアンフィットのMサイズを使っています。
ただ、コンプライの性質上どうしても音が丸くなる傾向があるので、また色々と試してみたいなとは思っています。
その他、AZLA SednaEarfit XELASTEC(M~L)も試してみましたが、しっくり来ず・・・・自分の耳は右側がルーズになりがちで左右の音のバランスが取りづらかったです。
通常使っているサイズより小さいサイズが推奨らしいので、後日別サイズも試してみたいと思います。

イヤピースを付属のfinal type Eに変更してみました(2020.11.3追記)

暫くコンプライを使っていたのですが、やはり高域が若干丸くなるのが気になって、手持ちのイヤピースを色々と試してみました。
手元にあるイヤピースのうちValkyrieで使えるものは、クリスタルライン、AZLA SednaEarfit XELASTEC、final type E(付属)、Fender TEN5付属のウレタンタイプです。
色々試してみた結果、暫く付属のfinal type EのLLサイズを試してみることにしました。
やはりシリコンタイプは音抜けが良く、全体的にすっきりした感じで良いですね。
低音が若干弱くなったような気もしますが、重低音もしっかり出ているので問題なさそうです。
改めて、イヤピースでこんなに音が変わるんだなと思いました。

ケーブル選び

付属ケーブルはEffect AudioのEROSⅡで十分な音質ではあるのですが、やはりバランス接続を試してみたいと思いノブナガラボのギルガメッシュを選んでみました。

ちなみに、Effect AudioのEROSⅡでのアンバランス接続では、およそアンバランスとは思えないほど十分なサウンドステージと音質でした。
正直アンバランスでこのレベルの音質が得られるのであればバランス化する必要もないかな・・・・と思ったのですが、やはりバランス接続を試してみたくなるのが人情ですよね。
純正ケーブルはとても良いバランスなのでこれはこのまま残しておくことにして、別途ノブナガラボのギルガメッシュを追加購入しました。
このケーブルは金メッキの銀線なのですが、このイヤホンの特徴的な高音域をスポイルしないようにと思って選びました。
結果このイヤホンとの相性はとても良いように感じました。

純正ケーブルをバランス化してみました(2020.8.8追記)

その後ケーブルに関しては純正ケーブルを4.4バランス化加工したものに変更しました。
e-earphoneに持ち込みで、6000円+パーツ代でカスタムしてもらいました。(郵送での依頼も可能なようです)
このクラスのイヤホンになると付属ケーブルも良いものが付いてくるので(新品価格で約3万程度)、バランス化のカスタマイズも選択肢としてありなのではないでしょうか。
ギルガメッシュも良い感触なのですが、まずは純正ケーブル改で暫く聴き込んでみたいと思います。

ケーブルをBeat Audio Signal MkⅠ(4芯)に変更しました(2021.1.31追記)

純正ケーブルの音に不満は無かったのですが、耳の周りのがゴワゴワする感じであまり取り回しが良くないと思っていました。
いくつか検討しているケーブルはあったのですが、取り回しと見た目のシンプルさでBeat Audio Signal MkⅠを中古で購入しました。
ぱっと聴いた感じでは、低域が良く出るようになって全体的にクリアさが増したという感じがしますが、もう暫く色んな曲を聴き込んでみないとなんとも言えないかなと思っています。
取り回しに関しては、気になっていた耳の周りのゴワゴワした感じがないので満足しています。

純正ケーブルEROSⅡに戻しました(2021.2.5追記)

Signalは高音から低音までクリアな音の出る良いケーブルだったのですが、高音が刺さり気味になってしまったので、EROSⅡに戻すことにしました。
店頭で試聴した際には良いなと感じたのですがケーブル選びは難しいですね。

まとめ

簡単な感じですが、EMPIRE EARS Valkyrie(ユニバーサル)のレビューを書いてみました。
以前にFender TEN5を買った時に次元の違う音だと書いたのですが、20万クラスになると更に次元の違う音になるんですね。
結果とても満足しているし買ってよかったなと思っています。

最後に手持ちの音源からいくつかハマった音源を紹介したいと思います。

きゃりーぱみゅぱみゅ ファッションモンスター

低音が出るのでEDM系は相性抜群ですね。
どこまでも出るような高音は女性ボーカルとの相性も抜群です。

宇多田ヒカル 光

深い低音グルーヴとボーカルの表現力が素晴らしく、相性がとても良いと思いました。
この低域は他のイヤホンではなかなか無いのではないかと思います。

安藤裕子 のうぜんかつら (リプライズ)

アコースティック盤の方です。
高音がどこまでも伸びるのでボーカルの表現力が本当に凄いです。
中域が薄いせいか若干ピアノの音が薄っぺらく聞こえるのですが、そんな事はどうでも良いと思うくらい歌の表現力があると思いました。

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