先月Campfire Audio DORADO 2020を買いました。
Campfire Audioのイヤホンを買うのは初めてです。
Campfire AudioというとAndromedaやSolarisが人気だと思うのですが、憧れもあっていつか手にとってみたいと思っていました。
今回DORADOを買ったのは、1DD(またはそれに近いシンプルな構成)でバランスの良いイヤホンが欲しいと思っていたからです。
お店でVEGA 2020と聴き比べた結果、DORADO 2020を購入しました。
DORADOは1DD+1BA構成のイヤホンなのですが、DDらしいしっかりした低域に加えて、中高域の繊細さと美しさが素晴らしく、一聴して即決しました。
それから約一ヶ月間聴き続けているのですが、改めてレビュー記事を書いてみたいと思います。
再生環境
- DAP:SONY NW-WM1Z(ノーマルゲイン)
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ケーブル:ALO audio Smoky Litz Cable MMCX-4.4mm(純正ケーブルの4.4mmバージョン)
DAPは以前と変わらずWM1Zを使っています。
Campfire Audioのイヤホンは、ものによってはDAPとの相性問題がありノイズが発生する事があるらしいのですが(eイヤホンの売り場POPにも注意書きがありました)、WM1Zではそのようなノイズはありませんでした。
iPhone6直差しだと演奏が始まってしまえば気にならない程度でしたが、若干のホワイトノイズが入るようでした。
購入を検討されている方は、可能であれば事前に手持ちのDAPで試聴された方が良さそうですね。
音の特徴
力強い低域
低域は広さと深さとボリュームがあり、楽曲全体をしっかりと底から支えている感じです。
楽曲によってはちょっと低域が強すぎるかなと思うこともありますが、中高域やボーカルを潰したりする事も無く、うまく調整されているようです。
バランスの良い中高域
中高域は明瞭度が高くクリアな鳴り方ですが、決して刺さるような音ではなく聴きやすく、バランスの取れた綺麗な鳴り方だと思います。
音の粒立ちがよく、クリアな中にも芯があってとても心地よく聞こえます。
高域は適度な華やかさがあり刺激的ですが、刺激的な中にもふわっと鳴るような繊細さもあり、とても綺麗に聞こえます。
以前に店頭で試聴したことのあるAndromeda程ではないのですが似たような雰囲気を感じました。
驚異的な分離度
手持ちの他のイヤホン(Valkyrie、TEN5)との比較になってしまうのですが、このイヤホンは分離度が圧倒的に高いです。
ギターとシンバルとボーカルが混ざったように聞こえていた音源でも、DORADO 2020で聴くときちんと分離してくれています。
あまりに分離度が高すぎると、ガチャガチャした感じでやかましくなってしまう事もありそうですが、そのような違和感もありません。
まとめ
簡単なレビューでしたが、非常にバランスが良くどんな楽曲でもオールマイティに楽しめるイヤホンなのではないでしょうか。
特に中高域の綺麗な鳴り方は特筆モノだと思います。
また、他の多ドラのハイエンドイヤホンと比べると値段も少しだけ安目にはなるので(とは言っても高いですが・・・)、メインで使用するイヤホンとしても良いのではないかと思いました。