ウォークマンZX300を購入してから数ヶ月が経ちました。
買った当初から毎日のように使用していて音質や使い勝手にとても満足しているのですが、その間にZX507が発売されたり、お店でWM1A/Zを改めて試聴してみたりもしました。
そしてiPhoneでは全く音楽を聴かなくなっていたのですが、改めてiPhoneにBT2を繋いでBluetoothでサブスクを聴いてみると十分に良い音がするなと思ったりもしました。
今回はその辺りとZX300の音質設定廻り含めて再レビューしてみたいと思います。
ZX300の満足度
これは買った当初から変わることなく、非常に満足しています。
中古で購入しているのでエージング済みだと思っていたのですが(本体リセットされていたため再生時間は確認出来ず)、使用しているうちにバランス接続に関してはどんどん音が良くなってきたので、前の所有者の方はバランス接続をほとんど使っていなかったのではないでしょうか。
更に良い音が出るようになったのは予想外でした。
今日の段階での再生時間は512時間となっていて、購入したのが去年の8月31日なので1日平均で3時間ちょっとくらい聴いている計算ですね。
このうちアンバランスは20時間程度聴いたと思うのですが、その中でアンバランスの音質に関しては特に変化を感じませんでした。
ZX300の音質の設定廻り
これ皆さんどうされてるのでしょうか。
自分は下記の設定で大体落ち着きました。
- 基本はノーマルゲイン(たまにハイゲイン)
- イコライザー 基本オン(音源によってはオフ)
- DSEE HX オン(スタンダード)
- DCフェーズリニアイライザー オン(タイプA STANDARD)
- ダイナミックノーマライザー オフ
- バイナルプロセッサー オン(スタンダード)
ウォームで低音が強調された音が好きなのでこのような設定にしています。
ゲイン
ハイゲインにすると大分雰囲気が変わりますね。
通常はノーマルゲインにしていますが、ジャズ系の音楽をハイゲインにすると楽器の音が強調されて大分やばい感じになるので、たまにオンにしてみたりしています。
イコライザー
巷でよく言われている「Perfect」、「Eargasm Explosion」も試してみたりしましたが、今は125hzをブーストする設定を基本にしています。
これは個人的な好みですがベースが爆音の方が好きなんですよね。
なのでベースの音がしっかり聴こえるようにという感じのイコライジングにしています。
125hzの前後を持ち上げると低音が強調され過ぎた感じになってしまうので125hzだけ上げているのがポイントですね。
音源によってはオフにしています。
ZX300の不満点
起動に時間がかかる点と、外部メモリと内部メモリを跨いだプレイリストが作れない点、独自規格のWMポートでしょうか。
プレイリストに関してはブックマークを使うことでメモリ関係なしに同じようなものを作成出来るのですが(但し個数の上限あり)、ウォークマンの小さな画面の中でしか作成できないので使いづらいです。
プレイリストはPCのMUSIC CENTER for PCから作成出来るのですが、楽曲が本体メモリとSDカードのどちらに保存されているかを意識して作成する必要があるため、自由に作ることが出来ずこれもまた面倒です。
この辺りは将来的に解消して欲しいですね。
WMポートに関しても不満でしたが、ポート変換アダプタを購入して、USBポートさえあればどこでも充電出来るようにしました。
本来こんな余計なものを買わせなくても良いようにしてほしいなとは思ったのですが、ZX507ではようやくUSB Type-Cになったようなので、今後出てくる機種はUSB Type-Cに統一されるのではないでしょうか。
ZX500シリーズが発売された
ZX300を購入してから暫くした頃にZX500シリーズが発売されました。
単体運用でストリーミングを聴けることはとても魅力的ですよね。
ZX300にもBluetoothレシーバー機能があるので、スマホのサブスクをウォークマンで聴くということは出来るのですが、やはり単体で聴ける方が使い勝手は良いですよね。
ただ、ZX500はAndroidを搭載したためバッテリーの持ちが悪く、少なくとも毎日充電する必要がありそうです。
スマホ、スマートウォッチに加えてウォークマンまで充電のケアをしないといけないのはちょっと面倒です。
そう考えると現状ではZX300のままで良いのかなと思っています。
将来的にもっと電池が持つようになって、毎日充電しなくてもいいようになったら購入を検討したいですね。
サブスクに関してはiPhoneとBluetoothレシーバーを使って聴くようにしているので、今はそれでいいかなと思っています。
WM1A/Zを買ったほうが良かったのでは
WM1A/Zはまず予算の兼ね合いがあった事と、毎日持ち歩くにはちょっと大きいし重いと感じたので選びませんでした。
が、先日改めて試聴してみたのですがとても良い音が鳴るんですね。
ちょっとあの音を聴いてしまうと、追加購入しようかと迷ってしまっています。
買うんだったら1Zの方かなと思ってはいるのですが、問題はあのサイズと重量を毎日持ち歩けるのかという点ですね。
WM1Zの重量は450gなので、だいたい500のペットボトルの同じ重量なのですが、これをポケットに入れるとなると結構重いですよね。
おそらくバッグに入れての運用になると思うのですが、今のバッグだとちょっと微妙な感じなので、バッグの買い替え含めて運用を考える必要がありそうです。
仮に1Aだったとすれば重量は300g弱なので重さは全然問題ないと思うのですが、これはこれでサイズが大きいですからね。
大体iPhone7 Plusと同じくらいの縦横で、厚みは1円玉の直径くらいのようです。
ポケットに入らなくはないと思うのですがどうなんでしょうか。
実際に1A/Zを運用している方がどのようにしているのかとても気になっています。
そんなこんなで、運用面に不安があるため、現状では購入に踏み切れていません。
買ったは良いけど結局持ち運ばなくなってしまったら、家でmojoとかで聴けばいいじゃんというお話ですし、WM1Zを買った意味が無いですからね。
それに、改めてZX300+TEN5でハイレゾ音源を聴いてみたりするとすごく良い音なんですよね。
別にこれで良いんじゃないの?という気持ちになってしまいます。
これはもう暫く悩んでみたいと思います。
iPhone7 Plusの運用
ウォークマンを買ったのでiPhoneは音楽プレイヤーから引退させたのですが、先日久し振りにiPhoneにSHURE SE215 speをSHURE BT2のBluetoothで繋いでSpotifyを聴いてみました。
iPhoneの仕様上AAC接続になってしまう点がちょっと残念なのですが、それでも十分に良い音で聴けますね。
SHURE BT2は独自設計のヘッドフォンアンプを内蔵しているらしいので、これが音質に貢献しているのではないでしょうか。
もちろん今メインで使っているZX300+TEN5の音質には匹敵しないのですが、Bluetoothで気軽にストリーミングを聴く環境としてはとても優秀だなと再確認しました。
今はZX300はお気に入りの音楽を良い音で聴きたい時に、iPhoneはBluetoothでストリーミングを気軽に聞きたい時や布団で横になって聴く時にとうまく使い分けています。
まとめ
色々と書きましたが、結果的にZX300を買ってよかったなと思っています。
コスパという点で考えたらかなり良いと思うし、5万前後の予算でDAPを探している方にはおすすめなのではないでしょうか。
そしてiPhoneはBluetoothのサブスク専用機としての使い道ができたので、うまく使い分けできるようになりました。
あとはWM1Zなのですが、これは悩ましいところなのでもう暫くの間悩んでみたいと思います。
こういうのを悩んでいる期間も楽しいものですしね。